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ワーキングプア6 [テレビ]

しつこい!といわれてもやめません。
まじめに働く人たちが報われない社会を
「まともな社会」とは思いませんから。

また、非正規・不安定雇用の労働者の味方=さきょうユニオンにとって
「ワーキングプア」問題は看過できないもの。
今後もとりあげます。

今日のNHKクローズアップ現代は、シリーズ「雇用」の第2回。
「“いざなぎ超え”とはいうけれど~オレたちにも“景気”を~」の副題に激しく肯いた。

就職氷河期で正社員の就職口がなかったため、
ちょっと前までの"新卒"の少なくない部分は非正規社員になった。
そして、新卒採用が数字上は回復している今、
彼らは「非正規」のまま置き去りにされようとしている。

その層が持つ「怒り」をよく汲み取ってる番組でした。
ああ、まさに青年一揆だと思った。
(昨日の第1回、新卒採用の過熱ぶりを観てるとなおさら腹が立つ)

11月19日一揆当日記念講演の松崎菊也さんにも、
そのへん思いっきり切ってほしいものだ。

番組ではまずアルバイトの処遇の問題に切り込む。

週に3度は「具なしそうめん」を夕食にしてる非正規の青年労働者。1日8時間週5日きっちり働いても、まともな暮らしができないのが「非正規雇用」の実態なのだと改めて思った。

次に外食チェーンで4年アルバイトしてきた青年が突然解雇された問題。解雇されたのは「有給休暇をとる」「長年勤めていて時給が高い」ことが理由ではないかと推定されるとのこと。外食業界関係者の告白として、バイトは単純労働でいくらでも置き換えができるから使いよい、との談話が紹介されていたが、これではほんとに「使い捨て」。

番組は30分の短いなかで正規社員の働き方にも突っ込んでいる。
マクドの店長らの労働組合が最近できた話。すこしでもましな働き方になるよう長時間労働の是正を会社に求めて闘ってはる。正社員の働き方も異常であるという問題意識がちゃんと感じられて、画面の前で久しぶりにNHKを褒めた。

スタジオゲストの橘木俊詔さんの示す解決策も明快。
「働くものの分け前を増やすこと」「正規/非正規の賃金格差を是正すること」

正規/非正規、両面から日本の「働き方」の異常を語らないといけない。
"みんなで"声をあげようと青年一揆に取り組んでいる者として、
またちょっと決意を固めた30分でした。


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コメント 1

だいはつ

外食業界では、どこも採用に苦戦していますよね・・・。
by だいはつ (2006-12-07 15:44) 

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